2017/04/01
春爛漫となりました♪
本来なら、そよ風と共に身も心もさわらかになるはずですが、
冬からずっと風邪症状がとれない方が多く見受けられます。
これは風と共にウイルス (邪) (はしか ・ インフルエンザ ・ ヘルペス等) が体内に運ばれて、
悪さ (発熱 ・ のどの痛み ・ 長く続く微熱 ・ 激しい咳)をするためです。
冬の間ウイルスが潜んで春に発病することを漢方では温病(うんびょう)と呼んでおります。
前年の夏、猛暑で体力の消耗の激しかった人は免疫力が弱っています。
春の風邪は冬より悪質となります。
温病(うんびょう)の対策
・ 弱っている免疫を回復 |
・ 粘膜の強化 (引き締め) |
ウイルス (邪) は皮膚
粘膜
血脈
肌肉
筋肉
骨の順に体内に入っていきます。
漢方薬はウイルス (邪) の位置によって、発汗 ・ 吐 ・ 下剤を使っていきます。
春の風邪 (温病(うんびょう)) の対策
食品 | 皮膚をなめらかにする のど ・ 鼻の粘膜を強化 |
ビタミンAを含むもの (レチノール ・ カロチン) 海水魚 ・・・ タラの肝油 淡水魚 ・・・ うなぎの肝油 緑黄野菜 ・・・ 人参 ・ ニラ ・ カボチャ |
肺経 を温める (鼻 ・ のど ・ 気管支) |
SH基 (イオウ化合物) にんにく ・ ニラ ・ 玉葱 ・ ねぎ |
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体質 | 免疫の強化 (肝 ・ 腎) |
レオピンロイヤル (鹿茸(ロクジョウ)入り) 霊黄参(レイオウサン) (牛黄(ゴオウ)入り) ルミンA |
漢方薬 | 高熱 | 麻黄湯(マオウトウ) |
微熱 (長びいている) | 小柴胡湯(ショウサイコトウ) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ) | |
湿疹 | 水疱 (ヘルペス) → 越婢加朮湯(エッピカジュツトウ) 細かい発疹 (はしか) → 桂麻各半湯(ケイマカクハントウ) |
成分および分量 または本質 |
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効能または効果 | 多くは腹痛を伴う胃腸炎 微熱 ・ さむけ ・ 頭痛 ・ はきけなどのある感冒 ・ 風邪の後期の症状 |
小柴胡湯(ショウサイコトウ)と桂枝湯(ケイシトウ)の各半量を合わせたもので、小柴胡湯(ショウサイコトウ)が主となり、
桂枝湯(ケイシトウ)がこれに従うこともあり、両方の平等協力によることもある。
また、相互協力により新しい作用として働くこともある。すなわち小柴胡湯(ショウサイコトウ)は小陽の邪を解し、
胸脇苦満(きょうきょうくまん)を治し、桂枝湯(ケイシトウ)は太陽の表熱症状を治す。
よく協力して心下の支結、腹筋の緊張や疼痛を治すものである。
春の病は完治するのに時間がかかります。休息と栄養が大事です。
早目のお手当で野山 ・ 海へとお出かけ ・・・ 春の日を楽しんで下さい♪