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春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))

春爛漫となりました♪
本来なら、そよ風と共に身も心もさわらかになるはずですが、
冬からずっと風邪症状がとれない方が多く見受けられます。
これは風と共にウイルス (邪) (はしか ・ インフルエンザ ・ ヘルペス等) が体内に運ばれて、 悪さ (発熱 ・ のどの痛み ・ 長く続く微熱 ・ 激しい咳)をするためです。
冬の間ウイルスが潜んで春に発病することを漢方では温病(うんびょう)と呼んでおります。
前年の夏、猛暑で体力の消耗の激しかった人は免疫力が弱っています。
春の風邪は冬より悪質となります。

温病(うんびょう)の対策

・ 弱っている免疫を回復
・ 粘膜の強化 (引き締め)

春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))
ウイルス (邪) は皮膚
春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))
粘膜
春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))
血脈
春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))
肌肉
春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))
筋肉
春なのに、風邪が治らない (温病(うんびょう))
骨の順に体内に入っていきます。
漢方薬はウイルス (邪) の位置によって、発汗 ・ 吐 ・ 下剤を使っていきます。

春の風邪 (温病(うんびょう)) の対策

食品 皮膚をなめらかにする
のど ・ 鼻の粘膜を強化
ビタミンAを含むもの (レチノール ・ カロチン)
海水魚 ・・・ タラの肝油
淡水魚 ・・・ うなぎの肝油
緑黄野菜 ・・・ 人参 ・ ニラ ・ カボチャ
肺経 を温める
(鼻 ・ のど ・ 気管支)
SH基 (イオウ化合物)
にんにく ・ ニラ ・ 玉葱 ・ ねぎ
体質 免疫の強化
(肝 ・ 腎)
レオピンロイヤル (鹿茸(ロクジョウ)入り)
霊黄参(レイオウサン) (牛黄(ゴオウ)入り)
ルミンA
漢方薬 高熱 麻黄湯(マオウトウ)
微熱 (長びいている) 小柴胡湯(ショウサイコトウ) ・ 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
湿疹 水疱 (ヘルペス) → 越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)
細かい発疹 (はしか) → 桂麻各半湯(ケイマカクハントウ)
荒友薬局 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量
または本質
日本薬局方 サイコ 5.0g
ハンゲ 4.0g
ケイヒ 2.0g
シャクヤク 2.0g
オウゴン 2.0g
ニンジン 2.0g
タイソウ 2.0g
カンゾウ 1.5g
ショウキョウ 1.0g
  全 量 21.5g
効能または効果 多くは腹痛を伴う胃腸炎
微熱 ・ さむけ ・ 頭痛 ・ はきけなどのある感冒 ・ 風邪の後期の症状

小柴胡湯(ショウサイコトウ)と桂枝湯(ケイシトウ)の各半量を合わせたもので、小柴胡湯(ショウサイコトウ)が主となり、
桂枝湯(ケイシトウ)がこれに従うこともあり、両方の平等協力によることもある。
また、相互協力により新しい作用として働くこともある。すなわち小柴胡湯(ショウサイコトウ)は小陽の邪を解し、
胸脇苦満(きょうきょうくまん)を治し、桂枝湯(ケイシトウ)は太陽の表熱症状を治す。
よく協力して心下の支結、腹筋の緊張や疼痛を治すものである。

春の病は完治するのに時間がかかります。休息と栄養が大事です。
早目のお手当で野山 ・ 海へとお出かけ ・・・ 春の日を楽しんで下さい♪