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アレルギー性鼻炎

症状

アレルギー性鼻炎は、鼻風邪とよく似ていますが 鼻風邪との違いは、鼻水の中に好酸球という白血球の一種が多く見られることです。

アレルギー性鼻炎
・ 突然鼻がかゆくなる
・ たて続けにくしゃみが出る
・ 鼻水が流れる
・ 鼻がつまる

↓ ある日突然、発作的におこる

種類

季節に関係あるもの スギ ・ ブタクサ ・ アカマツの花粉など (花粉症とよぶ)
季節に関係ないもの アレルギー性 ハウスダスト ・ 猫の毛 (吸入性のアレルゲン)
非アレルギー性 アレルゲンのはっきりしないもの (血管運動性鼻炎を含む)

体質

・ 皮膚がうすく、色白
・ 鼻が高くて大きい
・ 神経が細かい
・ うぶ毛が長い
・ 粘膜 ・ 皮膚が弱い
・ 春と秋に体調が狂う

アレルギー性鼻炎

治療法 (西洋医学)

抗ヒスタミン剤 血管を収縮させて血流量を少なくし、粘膜からの分泌を抑える (眠くなる)
交感神経刺激剤 粘液の分泌を抑える
副腎皮質ホルモン剤
(ステロイド剤)
内服又は噴射 (炎症をとる) (副作用が強い)
アレルゲン
(アレルギーのもとになるもの)
排除
アレルゲンのはっきりしないもの 減感作療法
※いづれにしても根本的な解決法ではない

東洋医学の考え方

鼻水が出たり、涙が出たり、まぶたがむくんだりという症状を身体全体を見て、水分代謝が低下していると考えます。これを水毒と名づけてます。
原因は、カルシウム ・ カリウム ・ マグネシウム ・ ナトリウム等のミネラルのバランスがくずれて、水分がかたよってしまう証です。

カンでもカンでも出てくる鼻水は、どこから出てくるのでしょうか?

本来、肺や胃にある余分な水は、尿と汗で出るはずなのですが、バランスがくずれているので、やたらと鼻水の方で出てきてしまうのです。
ミネラルのバランスは副腎で調節しているのですが、ストレスや疲労によって副腎は疲れます。
副腎本来の炎症をとめたり、抵抗力を増やしたり、自然治癒力を高めたりする大切な働きが低下して、ますます症状が空回りをしてしまうのです。
根本的には、副腎を強化することが一番大切なことなのです。
又、漢方薬余分な水分を汗や尿で追い出す作用をするので症状が改善されるだけです。

根本療法

免疫力を高め副腎を強化 滋養強壮剤
鼻の粘膜をひきしめ通りをよくする
水毒をとる漢方薬 (手造り) 小青竜湯
苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)(鼻水がたれる)
肺 ・ 大腸 ・ 鼻の血行を良くする 当帰四逆湯 (ゾクゾク悪寒がする)

養生法

・ 水分をひかえる
・ 皮膚の鍛錬 (乾布摩擦)
・ 塩分をひかえる
・ スポーツで汗をかく
・ 全身の力を抜きストレス解消

アレルギー性鼻炎