2016/04/01
春風と共にアレルギーの季節がやってきました。
年毎にアレルギー反応は、ひどくなる一方です。 (アトピー性皮膚炎 ・ 喘息 ・ 鼻炎 ・下痢等)
アレルギー反応とは、私達の体を守る免疫が過剰に反応する、間違った免疫反応のことです。
人が生まれて最初に罹るアレルギーの大半は食物アレルギーです。
赤ちゃんの時は母乳から免疫グロブリンAをもらって、
体を外敵 (細菌 ・ ウィルス ・ ストレス) から守られています。
そして離乳期から牛乳や卵 ・ 大豆製品を食べて腹痛 ・ 嘔吐 ・ 下痢をする。
これが食物アレルギーのはじまりです。
普通は、口から入ったたん白質は腸に入っても下痢 ・ 嘔吐 ・ 腹痛は起こりません。
これは食品に含まれるたん白質 (抗原) が、胃酸や消化酵素の働きで小さい分子に分解されて、
抗原性がなくなってしまうためです。
更に腸管では栄養分に対して、アレルギー反応が起きないよう 「免疫調整」 をしております。
これを「経口免疫寛容」と呼んでいます。
胃腸の働きの低下によって腸管免疫のバランスが悪くなり、アレルギー体質となるのです
過剰な免疫反応を抑える要因 (食物アレルギーに罹らない)
① 消化酵素(胃 ・ 小腸 ・ 膵臓) や胃酸 (たん白質の分子を小さくする) |
② 免疫グロブリンA (小腸のパイエル板でBリンパ球からつくられる) → ※少ないと免疫グロブリンEが多くなりアレルギーになる |
③ 経口免疫寛容 (漆職人の子は幼少時に漆を食べさせられて漆かぶれを防いだ) |
アレルギー性疾患 (経口免疫寛容による治療例)
皮膚 → アトピー性皮膚炎
呼吸器 → 気管支喘息/花粉症
アレルギー → ダニ ・ 花粉
消化器 → 下痢 ・ 嘔吐 ・ 腹痛 自己免疫疾患
慢性関節/リウマチ
アレルギー症状の増加の原因
環境 ・ ライフスタイルの急激な変化 → 人にとって異物と認識するものが増えた。
・ 西欧型の食生活 (動物性食品 ・ 脂肪食 ・ 乳製品 ・ コーヒー) |
・ 一定温度に保たれた機密性の高い住まい |
・ 化学物質 (化学薬品 ・ 排気ガス) 抗菌薬 ・ 抗生物質 |
・ 過度のストレス (競争社会 ・ 騒音) |
※ 老化やストレス、胃腸の手術は食物未消化によりアレルギー性皮膚炎 ・ 下痢のもと
アレルギー体質改善法 (腸管免疫強化 → 胃腸強化)
生活と 食事 |
食事の時間を守る(夜食は消化不良のもと) 体内時計 温かい食事 (酵素反応がよい) 冷蔵庫の食品はダメ 季節感のある食事(春は青い食物を食べる) |
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乳酸菌 | ヨーグルト (乳酸菌飲料は胃酸に弱いので食後にのむ) ヌカ漬け ・ たくあん ・ キムチ ・ みそ漬け ・ 麹漬け |
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ペクチン | りんご(腸内の水分を吸収) | |
繊維 | 善玉菌のエサ ・ 悪玉菌の有害物質を吸着 | |
体質改善 の薬 |
免疫グロブリンAの 生産を高める |
キョーレオピン ・ レオピンファイブネオ (熟成ニンニク主成分) ルミンA (感光色素成分) ・ 霊黄参(レイオウサン) |
消化酵素剤 | ワクナガ胃腸薬G (胆汁エキス入り) ワクナガ胃腸薬L (ビオジアスターゼ ・ ウルソデスオキシコール酸) ・ 油性のゴミの排泄作用 ・ 悪臭の便 ・ ゲップ ・ 口臭 ・ ガス防止 |
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腸のゴミ処理 | ||
腸内の腐敗と 発酵防止 |
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胃腸強化 漢方薬 |
小建中湯 (ショウケンチュウトウ) |
子供の腹痛 ・ 小便が近い ・ しょっちゅうゴロゴロしている |
黄耆建中湯 (オウギケンチュウトウ) |
肌肉が冷えて体の弱い人 | |
当帰建中湯 (トウキケンチュウトウ) |
貧血気味で下腹部のハリ ・ 痛み | |
大建中湯 (ダイケンチュウトウ) |
激しい腹痛 ・ 腹を温める |
腸管免疫の強化により、免疫グロブリンAの生産をよくすると、
アレルギーのもとの免疫グロブリンEが少なくなります。
アトピー性皮膚炎 → 脂漏性湿疹 → 尋常性乾癬 → 膠原病 → ガン
リンパ球は、副交感神経支配です。笑い ・ くつろぎ ・ 癒し。