2016/09/01
長かった猛暑の夏 ・・・ 随分と水や飲み物 (ジュース ・ ビール ・ ウーロン茶 ・ コーヒー) を摂り過ぎてしまいました。
身体は水浸しの状態です。
過剰に摂った水分は、目 (水晶体) ・ 耳 (蝸牛 ・ 三半規管) ・ 膀胱 ・ 関節 ・ 脳に溜まります。
↓
水分代謝低下
腎が疲れる
脳の血管外の水が増え血管を圧迫 (頭痛)
水晶体が濁る | 目がかすむ ・ 涙が止まらない |
耳に水が溜まる | ゴーゴーと鳴る ・ 聞きとりが悪い (リンパ液が増えるため) 主に回転性のめまい ・ 吐き気 ・ 嘔吐 |
脳〃 | 頭重 ・ 頭痛 ・ 物忘れ |
関節〃 | 膝に水が溜まる ・ 腫れる ・ むくむ |
膀胱〃 | トイレが近い (頻尿) ・ 失禁 |
全身〃 | 冷え ・ 重ダルイ |
腎の疲れは自覚症状がなく、ゆっくりと出てきます。
腎臓の働き ・・・ 血液の洗濯機
体内での細胞の活動による不用物質を尿として体外に排泄する
腎を疲れさす要因
・ 水分の摂り過ぎ |
・ 塩分 ・ 化学調味料の摂り過ぎ ・ ナトリウム過剰 (NaCl ・ グルタミン酸Na) |
・ ストレス ・ 精神疲労 (腎は精を司る) |
・ 果物 ・ 牛乳 ・ 青汁 (カリウムは水を体に保留) |
・ 寒さ |
放っておくと糸球体腎炎になります。 (風邪 ・ 扁桃炎等の細菌の抗体によるアレルギー)
腎虚 (腎の弱いタイプ)
・ 手足が冷たい ・ 一年中風邪を引いている |
・ 腰に力が入らない (腰抜け) ・ 腰痛持ち |
・ 眉毛 ・ まつ毛 ・ 髪が太くて濃い真っ黒い色 |
・ 筋肉がうすい ・ ポッチャリタイプ |
腎の強化 ・・・ 水分摂り過ぎ対策
生活 | 腰を温める (腎の位置) 軽く汗をかく (古い水分を追い出す) |
食品 | 黒い色 (腎を司る) しいたけ ・ れんこん ・ こんぶ 里いも ・ 黒ゴマ ・ 黒豆 |
滋養強壮 | 鹿茸(ロクジョウ) (鹿の角の内分泌物) レオピンロイヤル 霊鹿参(レイロクサン) |
漢方薬 | 五苓散(ゴレイサン) 苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ) 苓桂甘棗湯(リョウケイカンソウトウ) (脳の水分代謝改善) |
荒友薬局 五苓散(ゴレイサン) (粉にひいたもの)
成分および分量 または本質 |
|
本方の沢瀉 ・ 猪苓 ・ 茯苓 ・ 朮は何れも体液の調整剤で、胃腸内の停水を去り、尿利をよくして浮腫を去る。
沢瀉、猪苓は口渇を治し茯苓とともに鎮静の効があり、
桂枝は表熱を去り、気の上衝を治し、他薬の利尿の効を助ける。
五苓散は胃内その他の体腔管外の水を血中に送り、血液は潤って口渇は止み、
血液が潤うため自然に尿利がつき、煩躁も止んで眠れるようになるものと解釈される。
口渇 ・ 尿利減少 ・ 嘔吐または吐き気 ・ 水瀉性下痢 ・ 頭痛 ・ めまい ・ 浮腫などを目標とする。
本方の適応する嘔吐は、はげしい口渇に応じて飲んだ水をまもなく全部吐出し、殆んど苦痛を感じない。
(水逆の嘔吐)