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夏の水分の摂り過ぎ → 腎がお疲れです

長かった猛暑の夏 ・・・ 随分と水や飲み物 (ジュース ・ ビール ・ ウーロン茶 ・ コーヒー) を摂り過ぎてしまいました。
身体は水浸しの状態です。
過剰に摂った水分は、目 (水晶体) ・ 耳 (蝸牛 ・ 三半規管) ・ 膀胱 ・ 関節 ・ 脳に溜まります。

水分代謝低下
腎が疲れる
脳の血管外の水が増え血管を圧迫 (頭痛)

水晶体が濁る 目がかすむ ・ 涙が止まらない
耳に水が溜まる ゴーゴーと鳴る ・ 聞きとりが悪い (リンパ液が増えるため)
主に回転性のめまい ・ 吐き気 ・ 嘔吐
頭重 ・ 頭痛 ・ 物忘れ
関節 膝に水が溜まる ・ 腫れる ・ むくむ
膀胱 トイレが近い (頻尿) ・ 失禁
全身 冷え ・ 重ダルイ

腎の疲れは自覚症状がなく、ゆっくりと出てきます。

腎臓の働き ・・・ 血液の洗濯機

体内での細胞の活動による不用物質を尿として体外に排泄する

夏の水分の摂り過ぎ → 腎がお疲れです

腎を疲れさす要因

・ 水分の摂り過ぎ
・ 塩分 ・ 化学調味料の摂り過ぎ ・ ナトリウム過剰 (NaCl ・ グルタミン酸Na)
・ ストレス ・ 精神疲労 (腎は精を司る)
・ 果物 ・ 牛乳 ・ 青汁 (カリウムは水を体に保留)
・ 寒さ

放っておくと糸球体腎炎になります。 (風邪 ・ 扁桃炎等の細菌の抗体によるアレルギー)

腎虚 (腎の弱いタイプ)

・ 手足が冷たい ・ 一年中風邪を引いている
・ 腰に力が入らない (腰抜け) ・ 腰痛持ち
・ 眉毛 ・ まつ毛 ・ 髪が太くて濃い真っ黒い色
・ 筋肉がうすい ・ ポッチャリタイプ

腎の強化 ・・・ 水分摂り過ぎ対策

生活 腰を温める (腎の位置)
軽く汗をかく (古い水分を追い出す)
食品 黒い色 (腎を司る)
しいたけ ・ れんこん ・ こんぶ
里いも ・ 黒ゴマ ・ 黒豆
滋養強壮 鹿茸(ロクジョウ) (鹿の角の内分泌物)
レオピンロイヤル
霊鹿参(レイロクサン)
漢方薬 五苓散(ゴレイサン)
苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
苓桂甘棗湯(リョウケイカンソウトウ)
(脳の水分代謝改善)
夏の水分の摂り過ぎ → 腎がお疲れです

荒友薬局 五苓散(ゴレイサン) (粉にひいたもの)

成分および分量
または本質
日本薬局方 チョレイ,細末 1.1g
ブクリョウ末 1.1g
タクシャ末 1.9g
ケイヒ末 0.8g
ビャクジュツ末 1.1g
  全 量 6.0g

本方の沢瀉 ・ 猪苓 ・ 茯苓 ・ 朮は何れも体液の調整剤で、胃腸内の停水を去り、尿利をよくして浮腫を去る。
沢瀉、猪苓は口渇を治し茯苓とともに鎮静の効があり、 桂枝は表熱を去り、気の上衝を治し、他薬の利尿の効を助ける。
五苓散は胃内その他の体腔管外の水を血中に送り、血液は潤って口渇は止み、 血液が潤うため自然に尿利がつき、煩躁も止んで眠れるようになるものと解釈される。

口渇 ・ 尿利減少 ・ 嘔吐または吐き気 ・ 水瀉性下痢 ・ 頭痛 ・ めまい ・ 浮腫などを目標とする。
本方の適応する嘔吐は、はげしい口渇に応じて飲んだ水をまもなく全部吐出し、殆んど苦痛を感じない。
(水逆の嘔吐)