2017/10/01
梅雨がいつ明けたのかも分からず、夏も残暑のないままいつの間にか秋を迎えました。
雨降りが続いたため、身辺は湿気で覆われてしまいました。
健康面でも粘膜に水分を溜め過ぎて、目 ・ 耳 ・ 鼻 ・ のど ・ 気管支等が炎症を起こしやすくなっています。
又、暑い日も少なかったため汗のかき方が足りず、
春のアレルギーをそのまま引きずってきてしまった人も多いようです。
陰陽五行説によると、秋は肺経 (肺 ・ 鼻 ・ 大腸 ・ 皮膚)の季節です。
そのため、肺炎 (肺に水が溜まる)鼻炎 (くしゃみ ・ 鼻水) 気管支炎 (咳 ・ 痰)大腸炎 (下痢)
等の症状が秋に多く現われるのです。
特に今年は、春先の咳込みが秋になって胸の方へ下がってきて、
激しい咳となって苦しんでいる方が増えております。
秋の咳の特徴
① 乾いた激しい咳 |
② 胸元から込み上げる強い咳 |
③ ムセリが多い |
④ のどの周りがイガイガ感あり |
空気が気管支から気管へ通る時、 気管支の粘膜がただれていると 刺激を受けて咳が出る。
※肺が冷えていると気管を細くして 少しずつ空気を温める ↓ ムセリになる。
秋の咳の原因
肺の冷え (エネルギー不足)・ 冷房により冷えた空気 | 気管支を細くして空気を温めて肺へ送る |
・ 湿度の高い空気 | 気管支の粘膜が膨れて過敏になる |
・ 冷夏による発汗不足 | 気管支の粘膜の水分が抜けない |
・ 秋のアレルゲン (稲の穂) | アレルギー反応を起こす |
西洋医学の考え
咳は肺の空気を爆発的に噴出させる運動で有害物を放出させる
気管支を細くして咳を出す | ― | 気管支拡張剤 |
粘膜に炎症が起こると表面がただれて 粘液の分泌が多くなる |
― | 去痰剤 |
有害物質の刺激が延髄の 咳中枢神経に伝わり咳が出る |
― | 中枢神経抑制咳止め |
長びく咳対策
生活面 | 軽く汗をかく運動 | |
除湿機の活用 | ||
冷気に当らない (スーパーの冷蔵食品売場) | ||
食生活 | 肺を温める食品 | ニラ ・ らっきょう ・ 玉ねぎ ・ 長ねぎ ・ にんにく |
〃生薬 | 桂枝(ケイシ) ・ 生姜 ・ 呉茱萸(ゴシュユ) ・ 細辛(サイシン) 蜀椒(ショクショウ) ・ 芎藭(キュウキュウ) |
|
〃食事 | 鍋料理 ・ 焼肉 ・ ギョーザ |
咳の体質改善
肺のエネルギーを高める | キヨーレオピンW ・ レオピンファイブネオ |
気管支の粘膜強化 | 電解カルシウム |
気管支粘膜の水抜き (気管支を拡げる) |
小青竜湯(ショウセイリュウトウ) (体力の弱っている人) 麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ) (体力のある人) ワクナガ セキセチン咳止め |
荒友薬局 麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量 または本質 |
|
|||||||||||||||
効能または効果 | 咳が激しく、発作時に喘鳴や頭部発汗を伴うもの 気管支喘息 ・ 気管支炎 |
喘咳があり、発作時に油汗が出る。切れにくい痰が出るが、胃腸は正常で、軽い口渇がある。
また尿利が減ったり、顔が腫れぼったく見えることがあるが、高熱や悪寒はない。
喘咳が強く、口渇があり、あるいは自然に発汗し、熱感を訴えるもの。 (高熱も悪寒もない。)
気管支炎や気管支喘息などに用いられ、これに小児の喘息や喘息性気管支炎 ・ 感冒 ・
肺炎 ・ 百日咳に用いられるほか、 痔の痛むものや、睾丸炎に効がある。