2017/03/01
春風に吹かれて、心もウキウキ♪ それなのに何故か自分だけが鬱々(うつうつ)気分。
温かくなれば気分も上昇すると思っているうちに、まもなく夏が来てしまいます。
漢方の世界では、こういう状態を気鬱(きうつ)の病と呼んでおります。影響を受ける内臓は肝 ・ 胆です。
肝胆は春が支配する季節なので、発病は春が多いようです。
クヨクヨしたり、しつこくなったり、やる気がなくなったりという症状から、
引きこもりまで様々な症状が現われます。
特に粘着気質の人は肝鬱(かんうつ)といって、肝胆に気が鬱(うっ)していることです。
肝の気を抜く作用、肝 ・ 胆の血流を良くする作用 (疎肝(そかん)) によって改善します。
鬱(うつ)体質の症状
気がふさぐ 気が滅入る 気分が悪い 気がつまる |
喉がつまる (梅干しの種が引っ掛かっている感じ) |
胃がふさぐ (食べ物が下へさがらない感じ) | |
心のふさがり (ドキドキ) | |
腎のふさがり (驚きやすい) | |
肝のふさがり (怒りぽい) |
鬱(うつ)病 の性格と体質
・ 粘着気質 (しつこい性格 ・ 執念深い ・ 凝り性) |
・ クヨクヨ気質 (自信をなくす) |
・ 小麦色の肌の人 (胆汁色素) |
・ 骨格の太い人 |
・ 髪のベタつく人 (油ぽい人) |
・ 男ぽい女の人 (眉毛が太い) |
オッディ括約筋
胆管の出口を管理して、ホルモンと神経のシグナルで開く
・ ストレス
・ ホルモン不足
・ 冷え (血流不足 ・ 気が動かない) により閉じる
鬱(うつ) ・・・ 木が茂って、空が見えず、草が茂ってむんむんする形容 (新明解国語辞典より)
鬱蒼(うっそう) ・ 鬱勃(うつぼつ)
鬱(うつ)病の性格改善
・ 攻撃的な性格を控える |
・ 腹を立てない |
・ 夜は11時までに床につく |
・ 散歩と入浴はゆっくり (期門風呂 ・・・ アバラ骨の下までぬるま湯に浸かる) |
・ 全て自分のせいにしない |
根本療法
肝臓の血流を良くする | キョーレオピン ・ レオピンファイブネオ レオピンロイヤル |
胆管を拡げる (オッディ括約筋を緩める) |
ワクナガ胃腸薬L (熊の胆(くまのい)成分入り) ワクナガ胃腸薬G (胆汁エキス末入り) |
胆のうの冷え (風邪) をとる | ノバコデシロップ (小児用風邪薬) |
心のふさがりをとる | 牛黄(ゴオウ)製剤 ・・・ 霊黄参(レイオウサン) ・ レオピンロイヤル |
肝のふさがりをとる (疎肝(そかん)) 漢方薬処方 |
四逆散(シギャクサン) 小柴胡湯(ショウサイコトウ) 加味逍遙散(カミショウヨウサン) 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ) 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ) |
荒友薬局 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量 または本質 |
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製造方法 | 以上の切断または破砕した生薬をとり、1包として製する | |||||||||||||||||||||||||||||||||
用法および用量 | 大人は1包につき (1日分) 水400mlをもって煮て200mlに煮つめ、 滓をこして取り去り、食前3回に分服する |
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効能または効果 | 精神不安があって、動悸 ・ 不眠などを伴う次の諸症 高血圧の随伴症状 (動悸 ・ 不安 ・ 不眠) ・ 神経症 ・ 更年期神経症 ・ 小児夜泣き |
各種の刺激性神経症状を呈する神経衰弱 ・ ノイローゼ ・ 更年期障害 ・ 動悸 ・ 不安 ・ 不眠 耳鳴り ・ めまい等に用いられ、又麻痺 ・ 浮腫等がある実証体質で、運動障害 ・ 小便不利 腹動 ・ 神経症状を伴う各種の病 ・ 神経症 ・ てんかん ・ ヒステリー ・ 神経性心悸亢進症 ・ 陰萎 高血圧症 ・ 動脈硬化症 ・ 脳出血 ・ 心臓弁膜症 ・ バセドウ病 ・ 不眠症などに用いられる。
心が変われば → 行動が変わる
行動が変われば → 生活が変わる
生活が変われば → 性格が変わる