2015/06/01
青葉のまぶしい季節となりました。万物の生命活動が最も王する時です。
夏の来かたが、はやいのが今年の陽気です。
春は東洋医学の五行説では、肝 ・ 胆の王する時です。
夏が来ていても、肝 ・ 胆がまだ王していると、これらの臓器は疲れてしまいます。
そのために、背中がしぼられる様に痛んだり空腹感がなくなったり、
ムカムカしたりという症状がでてくるのです。
その上食事も益々洋風化し、脂肪の摂り過ぎ等 ・・・ 最近は胆のうの疲れている人が多くなっております。
胆のうは、気力 ・ きもだま ・ 度胸 ・ 決断力の出る臓器といわれております。
貴方の気力 ・ 度胸 ・ 決断力は衰えてはいませんか?
胆のう | 肝臓で作られた胆汁を濃縮して貯える。 |
胆汁 | 脂肪を乳化 ・ 脂肪酸を水にとけやすくする。 |
膵液 | 膵液中のリパーゼが脂肪を分解。 |
胆のう (胆汁) の低下する原因
① | 肝臓の疲れにより胆汁の生産不足 (肝臓の血流低下) |
② | 十二指腸の出口がせまくなる (ストレスによる) 胆汁がうっ滞して逆流 |
症状 (胆汁不足)
① | 皮膚の掻痒感 (蟻走感(ぎそうかん)) 額の毛の生え際にフケがつく 油ぽい肌 (ニキビ ・ 吹き出物) |
② | おなかにガスがたまる (主に左わき腹) |
体質
① 小麦色の肌の人
② 骨格の太い人
③ 男ぽい女の人 (女事業家)
④ 決断の早い人 (迷わない)
⑤ 意志力の強い人 (眉毛が太い)
東洋医学の考え方
口が苦い、溜め息をつく、胸脇が苦満する、横臥転側(おうがてんそく)できない、
足の外側に熱感 ・ 痛みあり等の症状が現われるのを肝実胆虚といって、
肝胆の疲れている状態をいいます。
病院の検査で異状がなくて、前記の症状をうったえる人は、肝実胆虚と考えてよいと思います。
予防と養生法
予防と養生法
① 腹を立てない
② 攻撃的な性格をひかえる
③ 酸味 (レモン ・ 酢) は肝を養う
④ 緑の野菜を多目に摂る
⑤ 動物性脂肪をひかえる
根本療法
1) 肝臓の働きをよくする (肝臓の血流をよくする) |
キヨーレオピンW (肝臓分解物入り) |
2) 膵臓の働きをよくする | レオピンファイブネオ (薬用ニンジン入り) 新ビタエックス糖衣錠 (プラセンタ入り) |
3) 胆のうの働きをよくする | ワクナガ胃腸薬L ≪胆汁分泌促進≫ (ウルソデオキシコール酸入り) = 熊の胆(くまのい)の成分 ワクナガ胃腸薬G ≪胆汁補給≫ (胆汁エキス末入り) |
胆のつく言葉 (漢語林より)
肝胆 ・ 剛胆 ・ 豪胆 ・ 魂胆 ・ 心胆 ・ 大胆 ・ 斗胆 ・ 放胆 ・ 落胆 | |
胆大心小 | 大胆で細心の注意をはらう |
胆勇 | 物事に驚き恐れない勇気 ・ 太い肝玉 |
胆略 | 大胆で知略のあること |
胆力 | 物事に驚き恐れない気力 |
胆如甕(たんかめのごとし) | 肝玉の大きな例え |
胆如斗(たんとのごとし) | 肝が一斗枡のように大きいこと |
臥薪嘗胆(がしんしょうたん) | 春秋時代、越王の勾践(こうせん)がにがい胆をなめて、 呉王夫差に対する復讐を忘れなかった故事 〔史記〕 ↓ 転じて かたきをうつために長い間苦心すること 将来の成功のために長い間苦心すること |