2017/07/01
日本の夏は本来、高温多湿です。
漢方では、湿気を湿邪(しつじゃ)と呼んで、体に悪い影響を及ぼすものと考えています。
湿邪(しつじゃ)は、外界から皮膚呼吸を経て、水滴となり全身を巡ります。
特に水滴の溜まりやすい場所は、心臓 ・ 頭 ・ 耳等です。
夏は漢方の五行説でも心臓が影響を受ける季節です。
動悸やめまい、血圧の変動等が夏に現れるのは湿邪(しつじゃ)との相乗作用によるものなのです。
湿邪(しつじゃ)が体に及ぼす影響
心臓 | 動悸 ・ 息切れ ・ 血圧の変動 (高くなりがち) ・ 不安感 |
耳 | 耳鳴り (ゴウゴウ) ・ めまい ・ 中耳炎 ・ 難聴 |
頭 |
頭重 (ザルを被った感じ) ・ 頭痛 ・ めまい (フラツキ感) |
筋肉 | 筋肉痛 ・ 肩こり ・ 背中の張り |
関節 | 関節に水が溜まる ・ 腰痛 ・ 関節痛 |
胃腸 | 膨満感 ・ ガスが溜まる ・ しぶり腹 ・ ムカムカ ・ 嘔気 |
膀胱 | 残尿感 ・ 頻尿 ・ 排尿痛 |
気管支 | 咳 ・ 痰 ・ 喘息 |
皮膚 | 痒み ・ 湿疹 ・ 吹出物 ・ むくみ |
皮膚にエネルギーのある人は、水滴にならず水蒸気となり湿邪(しつじゃ)にならない
湿気が水滴となり皮膚の孔をふさぐ
皮膚の呼吸力の低下
酸素不足
息苦しさ ・ 動悸
漢方の五行説では、夏は心臓が影響を受ける時です。
心臓にご注意!
※ 特に血圧の変動 (高目)
湿邪(しつじゃ)の対策
・ 汗をしっかりかいて、湿邪(しつじゃ)を追い出す (ベッタリする汗はダメ) |
・ 除湿機 ・ 乾燥剤の使用 |
・ 長袖 ・ 長ズボンの着用により湿気が当らないようにする |
・ 皮膚の鍛錬 (乾布摩擦) |
夏 (湿邪(しつじゃ)) の体質改善
皮膚のエネルギーを高め 湿邪(しつじゃ)を蒸発する |
レオピンファイブネオ ・ キヨーレオピンW 霊黄参(レイオウサン) (人参 ・ 牛黄(ゴオウ)入り) |
心臓の湿邪(しつじゃ)を除く漢方薬 | 苓桂甘棗湯(リョウケイカンソウトウ) 黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ) |
皮膚 ・ 関節の湿邪(しつじゃ)を除く | 防已黄耆湯(ボウイオウギトウ) 電解カルシウム |
胃腸の湿邪(しつじゃ)を除く (膨満感 ・ ガス ・ しぶり腹) |
ワクナガ胃腸薬G ワクナガ胃腸薬L 葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ) (救心製薬) 粉 |
荒友薬局 苓桂甘棗湯(リョウケイカンソウトウ) (手づくり煎じ薬)
成分および分量 または本質 |
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効能または効果 | 動悸があり神経のたかぶるもの |
臍下の動悸を最優先の目標とし、胃内停水を原因とする右腹直筋の緊張、下腹一帯の拘急、腹痛、
発作性の上衝、 嘔吐、頭痛などを呈するものに用いる。
臍の下の動悸激しく、時々上へつき上げてきて、或るいは胸中詰まるが如く、
或るいは心下部 ・ 腹部など激しく痛み、或るいは嘔吐を生じ、或るいは頭痛などする者、
一番の目標は下腹の動悸なり。
ヒステリー発作、神経性心悸亢進症、不安発作による心臓神経症、子宮痙攣、胃痙攣などに 用いられる。
夏バテ (動悸 ・ めまい ・ ムカムカ ・ 食欲不振) で検査しても異常なしと言われながら、
原因がわからず悩んでいる方が多く見受けられます。
湿病の体質改善をおすすめします。